コバール
セラミックスやガラスとの封着に最適な特殊金属材料
コバールは、鉄にニッケル、コバルトなどを配合した合金で、Ni 29%, Co17%, Fe Bal.で構成。常温付近での熱膨張率が金属の中で低く、硬質ガラスやセラミックスと広い温度範囲で一致するという性質を有しています。
【利用分野】
コバール製の線や管は、硬質ガラスやセラミックスとの封着のほか、ICリードフレームや水晶振動ケース、トランジスタのリードキャップ、電子管材料等に広く用いられています。粘りが強く切削や加工が難しい素材ですが、光文では高度な技術力によりあらゆる加工に対応可能です。
光文の優位性
光文では、コバールに関する、さまざまなご要望に対応、
小ロットから量産まで、高品質で優れた材料を低コストでご提供いたします。
コバールに関するご対応について
- 丸棒は常時在庫あり
- 1本から対応可能
- 切削加工やプレス加工まで対応可能 etc...
製品データ
項目(単位) | コバール |
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主成分(%) | Ni:29 / Co:17% / Fe:Bal |
密度(g/cm3) | 8.24 |
熱膨張係数(×10-7/℃ (30-400℃)) | 45.4-50.8 |
熱伝導率(cal/cm/Sec.℃) | 0.04 |
電気抵抗率(μΩ・cm at 20℃) | 49 |
引張強さ(Kg/mm2) | 55 |
関連規格 | ASTM F15 |
コバール部品は、このような用途に最適です
コバールは、常温付近では硬質ガラスに近い低熱膨張率を備えているため、硬質ガラスやセラミック封着用として、また各種電子部品等の接合部材としても最適です。
主な用途分野
- ガラスとの封着
- セラミックスとの封着
- 光通信関連
- 真空管関連 etc...
高品質とトレーサビリティーを保証する各種証明書を発行
金属材料の機械的性質や化学成分を証明するミルシートをはじめ、工程能力表、寸法検査表等の各種証明書を発行。また、「REACH規則」や、「RoHS指令」、「紛争鉱物レポート」(CMRT)等の国際的な各種証明書を発行し、グローバルな取引に対応しています。