SiC(炭化ケイ素)
高温下においても強度を保持するファインセラミックス
炭化ケイ素(SiC)は、ケイ砂とコークスを電気炉で加熱することで得られる化合物です。高温状態での強度に優れ、高い耐食性を保有。1400℃という高温下でもダイヤモンドに近い硬度を保ち、化学的安定性も非常に優れています。
【利用分野】
液中での摺動性がよいという特性を生かし、メカニカルシールやケミカルポンプの軸受けなどに利用。また、高硬度であることから、研磨剤としても用途が拡大しています。さらに、次世代半導体材料として用いられるほか、熱膨張係数が小さくかつヤング率が高いため、小型半導体デバイス用の基板や、光学部品などの高精度部品にも使用されています。
光文の優位性
光文では、炭化ケイ素に関する、さまざまなご要望に対応、
小ロットから量産まで、高品質で優れた材料を低コストでご提供いたします。
SiC(炭化ケイ素)に関するご対応について
- メタライズ加工に対応
- 粉末射出成型による複雑形状も製造可能 etc...
製品データ
密度(g/cm3) | 3.2 |
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硬度(Hv) | 2500 |
熱膨張係数(x10-6/K) | 3.7 |
熱伝導度(W/m・K) | 270 |
SiC部品は、このような用途に最適です
炭化ケイ素は、高温状態での靭性・衝撃性に優れ、軽量で耐蝕性も高いため、パワー半導体基板や高周波デバイス基板の材料としても最適です。
主な用途分野
- パワー半導体基板
- 高周波デバイス基板
- ベアリング
- エンジンロータ
- 金属溶解用ノズル etc...
レアメタル・特殊金属との複合部品製造に対応
材料単体での納入はもちろん、ファインセラミックスとコバール&アルミナを組み合わせた高周波パッケージや、光デバイス用ステム、ガラス封止されたチタン電極等、複合部品での納品も可能。最適な専門工場のセレクトにより、優れた品質の高機能電子部品の供給にも対応しています。