蒸着ガラス
高真空中において高純度の薄膜を生成した蒸着ガラス
蒸着ガラスは、蒸着材料を高真空中で1000~3000℃まで加熱して気化させ、気体分子となった蒸着材料をガラスに付着させる「真空蒸着」というプロセスで製造されます。蒸着材料として、金属ではアルミニウム、金、クロム、スズ等が、金属酸化物ではSiO2、ZrO2、Al2O3、TlO2等が用いられます。
【利用分野】
蒸着方法には、電気を蒸着源に流して発熱させ、その熱で蒸着材を溶かして気化または昇華させる「抵抗蒸着」と、電子銃によって電子を蒸着薬品に照射し、溶かして蒸発させる「電子銃蒸着」があります。光文では、各種ガラスや単結晶、フィルムなどの基材への金属膜膜付けを実現。紫外域~可視光~赤外域までの波長をコントロールする光学薄膜や、真空蒸着やスパッタリング法にも対応しています。
光文の優位性
光文では、蒸着ガラスに関する、さまざまなご要望に対応、
小ロットから量産まで、高品質で優れた材料を低コストでご提供いたします。
蒸着ガラスに関するご対応について
- 透過帯域やカット帯域指定など、ご要望に応じた薄膜部品をご提供
- 薄膜加工対象の基材となるガラスや光学単結晶の加エ品の手配も可能
- ガラスや単結晶、フィルム等の基材上に、微細ピッチ金属膜や樹脂膜等をパターン形成。積層構造にも対応 etc...
蒸着ガラス部品は、このような用途に最適です
蒸着ガラスは、鏡面処理によりガラスやレンズ表面を保護すると同時に、紫外線・赤外線をカットすることが可能なため、UVカットフィルターや赤外カットフィルターの材料としても最適です。
主な用途分野
- 光通信用非球面レンズ
- 赤外カットフィルター
- UVカットフィルター
- ダイクロイックミラー
- 高反射ミラー etc...